2014/04/27

SHOTS issue149

イギリスの「Shots」にて8ページ特集してもらっています。この雑誌はイギリス版「コマーシャルフォト」と言うと分かりやすいかもしれません。イギリス本国のコマーシャルクリエイティブの話題だけではなく、世界視野でのクリエイティブを紹介しています。作家としての写真作品の考え方と、広告写真の考え方の違いなど、インタビューに答えています。
webバージョンはこちらから見れます。是非ご覧下さい。
http://www.shots.net/features/article/83624/kazuyoshi-usui%253A-coloured-with-contradiction









2014/03/19

メイマック現代アートセンターでの展覧会に出展します。


フランス_メイマック現代アートセンターにて行われる、日本人の現代美術作家を紹介する展覧会「JAPON」に参加いたします。
日時_2014年3月23日(日) - 6月22日(日)
聖アンドレ大修道院_メイマック現代アートセンター(メイマック,フランス)

出品作家は以下の通り
荒川修作/天江竜太/荒木経惟/福居伸宏/林ナツミ/平川典俊/本城直季/堀越達人/泉太郎/
梶井照陰/片瀬和夫/垣本泰美/川上 幸之介/伊島薫/川俣正/川内倫子/小檜山貴裕/近藤 聡乃/
工藤哲巳/大岩オスカール/大竹竜太/松谷武判/南 隆雄/美島菊名/盛圭太/元田久治/楢橋朝子/マサヒデ・オオタニ/フォトグラファーハル/澤田知子/仙谷朋子/シンチカ/塩田千春/菅 木志雄/杉浦 慶太/町田骸骨/鈴木理策/田原桂一/田村尚子/田中奈緒子/谷内恒子/津田久美恵/植松奎二/植松琢麿/薄井一議/渡邊佳織/山口晃/山崎龍一/ヤノベ ケンジ/吉田公子

”JAPON”

23 mars - 22 juin, 2014
vernissage samedi 22 mars
Abbaye St André Centre d’art contemporain
place du bucher,19250 Meymac,FRANCE
URL:http://www.cacmeymac.com/


Yuko AKASU/Ryuta AMAE/Shusaku ARAKAWA/Nobuyoshi ARAKI/Nobuhiro FUKUI/Natsumi HAYASHI/Noritoshi HIRAKAWA/Naoki HONJO/Tatsuhito HORIKOSHI/Taro IZUMI/Syoin KAJII/Kazuo KATASE/Hiromi KAKIMOTO/ Kounosuke KAWAKAMI/Izima KAORU/Tadashi KAWAMATA/
Rinko KAWAUCHI/Haruna KISHI/Takahiro KOHIYAMA/Akino KONDOH/ Tetsumi KUDO/Oscar OIWA/Ryuta OHTAKE/Takesada MATSUTANI/Takao MINAMI/Kikuna MISHIMA/Keita MORI/Hisaharu MOTODA/ Asako NARAHASHI/Masahide OTANI/PHOTOGRAPHER HAL/Tomoko SAWADA/Tomoko SENGOKU/SHINCHIKA/Chiharu SHIOTA/Kishio SUGA/Keita SUGIURA/SUSH MACHIDA GAIKOTSU/Risaku SUZUKI/Keiichi TAHARA/Naoko TAMURA/Naoko TANAKA, /Tsuneko TANIUCHI/Kumie TSUDA/Keiji UEMATSU/
Takuma UEMATSU/Kazuyoshi USUI/KaoriWATANABE/AkiraYAMAGUICHI/
Ryoichi YAMAZAKI/Kenji YANOBE





Kimiko YOSHIDA

2014/01/25

DEVOA 2014 S/S

今ヨーロッパで支持されているブランドDEVOA.2014年春夏モデルのカタログを撮影しました。。連続写真の父エドワード・マイブリッジへのオマージュ!






2014/01/16

そしてムービー


そして、ラフォーレ グランバザー ムービーも撮影しました。
こんな感じです!



LAFORET GRAND BAZAR

ラフォーレ グランバザーのグラフィックの撮影をしました。
こんな感じです!


2013/12/11

マイケル チミノ





これまでの人生で僕が一番よく見た映画が「ディアハンター」である。
自分のクリエイティブの、オイル交換的役目として年一回ぐらいのペースで見ている。
この映画を見ると、クリエイティブに対しての向き合い方が一回リセットされ、
背筋を再び正し、本物のクリエイティブの方向に邁進する力が得られる。

この映画のリアリズムは本当に素晴らしく、監督の細部までのディテールのこだわり方、デニーロ、ウォーケンなどの名優の脇を、多くの演技未経験者をキャスティングしリアリティーをコントロールしている。
自身のクリエイティブを実現させるための映画会社へのプレゼンテーション能力にも相当に長けていたのだと想像してしまう。
そして現場でどんな困難が有ったとしても、監督として絶対にブレなかったであろう精神の太さを感じる。

この作品は1978年にアカデミー作品賞を受賞。映画史に残る伝説の名作となった。
この作品を生涯ベストという人は本当に多い。
特に男性。僕もその一人だが、この監督マイケルチミノ本人も映画になる様なかなり波乱の人生を送っている。

「ディアハンター」で大きな名声を得たチミノは、次回作「天国の門」を製作した。
この映画は南北戦争を舞台にした、4時間近くの映画。
「ディアハンター」の製作費の何十倍の予算をかけて製作された。また細部のディテールにも、もちろんこだわった結果、製作日数の大幅な延長も伴った。
満を持して公開された「天国の門」は、評論家に叩かれ公開一週間で打ち切りになり、
当時この映画を製作した映画会社ユナイトは、制作費を回収できず倒産した。

映画の父、デビッド ウォーク グリフィス、チャールズチャップリンが創設した映画会社を潰した男として、マイケルチミノはハリウッド追放になっている。
当時、制作会社のアドバイスや忠告にも作家監督となっていたチミノは全く耳も貸さなかったそうだ。

映画史に永遠に残り続けるであろう名作を30代の若さで残す一方、
自分で創ったその作品を超える環境を永遠に絶たれてしまった残りの人生、
映画だけでなく、人生の振り幅もスケールの大きな栄光と挫折。

噂では、「天国の門」の制作費の何パーセントは現場でのドラッグの費用だったという話もある。また、チミノは現在性転換して、女性になったという噂もある。

どちらにせよ、僕がモノ創りで有り続ける以上切っても切れず、やる気のスイッチを押し続けてくれるのが、マイケルチミノ「ディアハンター」なのです。