2015/06/27

日本カメラ 7月号

2015年10月に新作を発表いたします。
「Showa88 / Sanctuary」という作品です。
一足お先に6月20日発売の「日本カメラ」7月号に巻頭で掲載されています。
是非ご覧下さい。



渋谷ユーロスペースでの上映が7月10日まで!

いよいよ、映画「ダライラマ14世」渋谷ユーロスペースでの上映が7月10日までとなりました。
是非、劇場にてお待ちしております。
引き続き7月11日より横浜シネマリンにて公開いたします。

写真は2010年、北インドのラダックの猊下宮殿にてインタビュー中の筆者。




2015/05/29

いよいよ5月30日公開


ダライ・ラマ14世をムービーカメラで、6年間密着撮影をして来ました。
その映像はこれまでの神秘の中のダライ・ラマではなく、一人の人間であるダライ・ラマが写しだされています。
その膨大なフッテージをブエノスフィルムプロデューサー吉田裕、構成に光石氏を迎え、この度一本の映画にまとめました。
ドキュメンタリー「ダライラマ14世」5月30日より渋谷ユーロスペースにて公開されます
30日初回11:00の回終了後舞台挨拶を行います。是非お越し下さい。




2015/05/09

「ダライラマ14世」公開

 映画を製作いたしました。
「ダライラマ14世」というドキュメンタリー作品、私にとっての初の映像作品です。

2007年から6年の間、写真家である父 薄井大還と私は、ダライラマ14世の

密着撮影のチャンスを得ました。
父はスチールカメラを、私はムービーカメラを持っての密着撮影でした。
そこに記録された大量の映像フッテージには、これまで神秘に包まれたダライラマ14世ではなく
”人間ダライラマ” の姿がありました。

そのフッテージを元にブエノスフィルム 吉田裕 / 岡松真行 両プロデューサー、構成に

光石富士朗 を迎えこの度、完成しました。

5月30日より渋谷ユーロスペース を皮切りに順次全国公開されます。


この映画はチベット問題に焦点をあてたものではありません。

”人間ダライラマ”その姿、そして 苦難の中彼が何を守りぬこうとしているのか。

物質的には満たされているが、精神的にはどこか満たされていない現代日本

そして、戦後守り抜いて来た平和精神が揺らごうとしている現代日本。

今だからこそ見て頂きたい作品です。

是非、ご覧下さい。









2015/04/09

「The 8th Gelatin Silver Session 2015 – Save The Film」 

2015年04月25日(土)-2015年05月09日(土)



展覧会のお知らせ。
六本木 アクシスギャラリーにて行われる、
「ゼラチンシルバーセッション」に参加いたします。
今回のテーマは「撮り下ろし競作」
参加写真家が二人一組となり、それぞれが決めたテーマで作品を撮り下ろします。

石塚元太良 × 水越武「雪、氷」
市橋織江 × 瀧本幹也「gradation」
井津由美子 × 辻佐織「原風景」
薄井一議 × 勝倉崚太「写真 過ぎ行くものへの記録装置」
Bruce Osborn × 蓮井幹生「Sea-genic & Forest-genic」
小林紀晴 × 村越としや「見知らぬ故郷」
小林伸一郎 × 中道淳「311 変わっていくこと、変わらずにいること」
嶋田篤人 × 三好耕三「BOSO」
鋤田正義 × 宮原夢画「ごっこ」
瀬尾浩司 × 泊昭雄「きえるモノと、きえないモノ」
百々新 × 広川智基「忘れたくないこと。」
百々俊二 × 広川泰士「天地」
中野正貴 × 本城直季「お台場」
中藤毅彦 × ハービー・山口「FLIP IT OVER」
西野壮平 × 若木信吾「On Sunday」
平間至 × 森本美絵「LOVE×LOVE」
藤井保 × 渡邉博史「平和憲法第9条」
特別ゲスト展示:マイケル・ケンナ

「The 8th Gelatin Silver Session 2015 – Save The Film」
日時2015年04月25日(土)-2015年05月09日(土)
11:00 〜 19:00
※4月29日(水・祝)は15:00から公開審査がありますが、どなたでもご入場できます
※5月5日(火・祝)はトークイベントのため、16時まで
※最終日は18:00まで
会場
AXIS Gallery
東京都港区六本木5-17-1
入場料
300円 ※学生無料
是非お越し下さい。




2015/03/18

French magazine "THE GOOD LIFE"

 it.



金子国義

金子國義が亡くなった。
僕にとってモノ創りのベースを教えてくれたのは金子先生だったと言っても過言ではないと思う。社会人の1年目にMILKの大川ひとみさんに紹介してもらったのがきっかけだった。
毎週、大森の自宅兼アトリエに緊張しながらも遊びにいった。「アナタ、顔がきたないんだから、美しいものをちゃんと知っときなさい。」とオネエ的攻撃を加えられながらも、色々な絵画、音楽、写真について教えてもらった。
先生の家には「VOGUE」「Harper's BAZAAR」の増刊号から80年代までのものがすべて揃っていて、アートディレクター視点での写真の見方などを語ってくれた。特にアレクセイ•ブロードビッチとリチャード アベドンが組んだファッションストーリーが特にお気に入りで、アベドンの写真集でよく見慣れていた写真が実際の雑誌では全く印象の違う形でのストーリーになっていたり、ロバートフランクが若いころ「Harper's BAZAAR」のために撮っていた物どりの写真、アンディーウォーホルがコマーシャルイラストレーターだった頃のイラストがあったりと、本当に僕にとって宝の山であり教科書だった。
先生はドラキュラかと思うほどの夜型人間で、ご自宅に伺うのは決まって夜中だった。家では、BGMにフランスのミュージシャン、レ•リタ ミツコのCDか、小津安二郎の映画の音声のみがながれていた。小津映画の台詞は夜が静かにゆったりと流れ、心地の良い空間になって、先生の作業もはかどる様だった。小津、川島雄三をこよなく愛し、ビスコンティー、ジャンコクトーの素晴らしさ、日本映画における撮影監督、宮川一夫の偉大さを教えてくれた。
そして僕にとって大きかったのが、鏑木清方、小村雪岱(こむら せったい)、鰭崎英朋(ひれざき えいほう)などが描いた泉鏡花の挿絵の世界を教えてくれた事。日本人として西洋文化をどう消化してアウトプットするか。日本人として生まれた以上、そのアイデンティティーをモノを生み出す人間は忘れてはいけない、そこを長い期間掛けて教えられてきたように思う。
そして相反するものをどう一つの作品に入れ込むか、”残酷と滑稽” ”神聖なものと俗物なもの” ”西洋と東洋”など「対極の美」をどう作り上げるのかを教えてくれた様に思う。
そして、息子の修さんに出会えた事にも感謝したい。彼は僕の作品の多くに被写体として立ってくれた。先生の留守中、家でけっこう大掛かりに撮影したり、こっそり先生のベンツを持ち出し撮影しにいったり、当時はバレないようにヒヤヒヤしていたけど、今となっては先生全部知っていたのだと思う。本当に色々な想いでがフラッシュバックする。
本当に金子國義に出会えて幸せだった。